こういった疑問に答えます。
- 猫にケージが必要?あると便利な5つの理由
- 猫に必要なケージを選ぶ3つの基準
現在は10歳のシンガプーラと毎日楽しく暮らしています。
猫を飼い始めてとりあえずケージを買ったけど、使ったのは最初だけだった…という方も多いのではないでしょうか?
- 愛猫をケージに入れるのはかわいそうだから
- 寝るときは一緒だから必要ない
- 愛猫が全くケージに入らない
理由はさまざまですが、ケージは必要ないと思っているのは、飼い主だけかもしれません。我が家では、いまでもケージを利用しています。
というわけで今回は「愛猫にケージが必要な理由」について解説します。
どんなケージを選んでいいのか悩んでいる方はぜひ記事をご覧ください。
目次
猫にケージが必要?あると便利な5つ理由
最初に言っておきたいことは、「愛猫をケージにずっと入れっぱなし」というわけではありません。
ではなぜ用意したほうが良いのか?それは…
- 安心できる場所の確保
- 来客で落ち着かないとき
- 体調不良で安静が必要なとき
- 災害や緊急事態に備える
- 家の中は猫にとって危険がいっぱい?
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
安心できる場所の確保
我が家に愛猫がやってきました。
猫は警戒心が強く縄張り意識が強いので、部屋中をウロウロ…。落ち着ける場所がないと、そのまま押入れやクローゼットの中に隠れてしまうかも。
そんなときは落ち着ける場所として、ケージを用意しましょう。
- 寝るところ
- 食事
- 飲み水
- トイレ
ケージ内に必要なものがあれば、自分の縄張りとして安心できるはずです。それに猫は狭い空間が好きなので、案外ケージのなかでもリラックスできますが、長時間ずっとケージの中…というのはおすすめできません。
必要なとき以外は、扉を開けて自由に出入りできるようにすれば問題ありません。
今では好きなときに出入りし自由に家中を動き回っていますが、状況によってはケージが重要な役割をします。
来客で落ち着かないとき
縄張り意識に敏感な猫にとって、家に知らない人が来るのは苦手。怖がってどこかに隠れてしまった…なんてことよくあります。
昔飼っていた猫は完全放し飼いでケージを用意していなかったので、知らない人が来るといつの間にか隠れていました。しかもどこにいるかわからず探すのに苦労したので、飼い主としてはケージの中にいてくれると安心!
あと猫側だけでなく、来客側も動物が苦手だったり猫アレルギーがあったり…。お互いが嫌な気持ちにならないようにするのも飼い主の役割です。
もちろんキャリーバックでも応用できますが、もし長時間になるならエサや水・トイレをきちんと用意しましょう。
体調不良で安静が必要なとき
愛猫がいつも健康なら良いですが…。避妊・去勢手術をしたり、突然のケガや病気で入院することがあります。
ただでさえ突然のことで猫は不安だらけ。さらに慣れないケージに入れられると、ストレスを感じて暴れる可能性も…。そういうときのために、日頃からケージに慣れさせることが大事。
そしてそのあと「自宅では安静にしてください。」と獣医さんに言われてもたいてい走り回るので、自由にさせて悪化させるよりは、猫の安全や健康を守るためにケージを利用しましょう。
災害や緊急事態に備える
いつどこで大きな災害が起きるかわかりません。ペットを飼っている人にとって、最大の悩みは避難所に行くこと。
でも人間と同じ場所へ連れて行くなんて、現実は難しい…。もしペット可の避難所があったとしても自由にさせるわけにはいきません。ケージかキャリーバックは必要です。
普段は完全室内飼いでも、万が一に備えてコンパクトなケージを用意しておくと便利でしょう。
家の中は猫にとって危険がいっぱい?
家の中は猫にとって興味のあるものばかり。
- 長い紐
- カサカサ音がするもの
- 充電ケーブル
…など思わずかじったり、口に入れてしまうこともあります。
そして人間の食べ物をこっそり食べてしまうかもしれません。そういうことが起きないために留守番中はケージに入れたほうが良いという意見をよく聞きますが、注意が必要です。
短い時間なら良いですが、仕事など長時間の外出でケージに入れたままだと、嫌がったりストレスが溜まるかもしれません。
そんなときは無理してケージに入れるのではなく、危ないものをしまったり、いたずらされて困るものは片付けるなど対策しましょう。あとは動ける範囲を「この部屋だけ」と、限定することで危険も減ります。
ケージはとても便利だし、安全を守るためにあったほうが良いと思います。でももし愛猫にとってケージが嫌な場所になってしまったら、いざというとき(災害や病気)に入ってくれないと困るので適度に活用しましょう。
猫に必要なケージを選ぶ|3つの基準
ケージの必要性が分かったところで、購入するときに選ぶ基準はあるのでしょうか?
機能性・デザイン・大きさなどいろいろ希望があると思いますが、決して安い買い物ではないので、じっくり考えて選ぶ必要があります。
ケージを選ぶ際のポイントは、以下の3つ。
- 移動しやすいケージ
- 高さがあるもの
- ケージの材質
移動しやすいケージ
ケージの場所を変えたり掃除をするときに、動かすのが大変だとなかなかできないものです。でもケージの下はホコリや抜け毛、猫砂が飛び散って汚れてる…なんてことも。
そういうときに、キャスター付きのケージが便利。
女性でも楽に動かせるし、引っ越しなど状況に合わせて場所の移動ができます。
高さがあるもの
ケージ選びで一番間違ってはいけないのは高さ。猫のケージは高さがあるものを選びましょう。
ほかのペットと比較すると、ジャンプ力がない犬の場合は横に広いものが多いですが、猫はジャンプ力があるので、上下運動ができる縦に長いものが最適。
なるべく1段ではなく、2段か3段のケージを選びましょう。
あとトイレと食事、寝床を分ける目的もあります。
猫はキレイ好きなので、トイレと食事が近いと嫌がることも…。もし2段にするなら食事と水はリビングに出すなど愛猫にとって不快にならない環境づくりが大事です。
ケージの材質
ケージにはスチール製、プラスチック製、木製の3種類。
一般的にスチール製が多いですが、錆びやすく重いのが欠点。でも比較的安いので人気があります。
つぎにプラスチック製ですが、軽くて組み立てやすく女性でも扱いやすいのが特徴。しかもスチール製に比べて錆びにくいし、汚れてもすぐ拭き取れるので手入れがしやすいです。
そして木製はスチールとプラスチックに比べると、おしゃれなものが多いですが、重さと汚れがつきやすいのが難点。
3種類それぞれ特徴があるので、状況や環境に合わせて選びましょう。
ケージを置く場所はどこが良い?
ケージを置く場所って、悩みますよね。
猫は静かな場所が好きなので、人の出入りが激しい場所は避けましょう。ただ騒がしいのが嫌だからといって隔離しすぎはダメです。
適度に音があって、人の気配が感じれるところが最適。そして囲まれた環境を好むので、壁側や角がおすすめです。
あとは、
- 外の景色が見える
- 風通しが良い
など…。実際愛猫がどこを好むかわからないので、何箇所か置いてみて試してみるのも有りです。
あと重要なのは気温の変化。猫は体温調節が苦手なので、ケージはなるべくエアコンなど温度を調整できる場所に置きましょう。
ケージを選ぶときに注意すること
デザインや素材など選ぶポイントはたくさんありますが、ケージを購入する前にまずサイズを確認!部屋とケージのサイズが合わなかったら困るので、置く場所を決めたらサイズをきちんと図っておきましょう。
そしてケージは2段・3段になるとかなり大きくなります。実際組み立てると、
…と衝撃を受けることも。
愛猫を想って選んだケージなのに、飼い主の居場所がなくなったら意味ないですからね。
もし部屋が狭くてケージを置くスペースがあまり取れない場合は、スリムタイプや1段のコンパクトタイプもあるので環境にあったものを探しましょう。
猫にケージは必要な理由まとめ
愛猫に必ずケージが必要というわけではないですが、ケージがあると便利なことがいろいろあります。
体調不良で安静が必要なときや、最近では災害や緊急事態に備えなくてはいけません。
ただケージが必要と分かっていても、愛猫が嫌がったらストレスが溜まるかもしれないので徐々に慣らしていきましょう。
そして留守中ケージに入れたあと、帰ってきたら愛猫と存分に遊んであげてくださいね。
以上、猫にケージは必要?あったら便利!5つの理由【選ぶ基準も紹介】を最後までご覧いただきありがとうございました。