毎日のことだし、安心して与えられる水を教えてほしい。
あと、急に水を飲まなくなったらときの対策法を知りたいです。
こういった疑問に答えます。
本記事内容
- 猫に水道水を与えても大丈夫?注意すること
- 愛猫が水を飲まないときの対策法
現在は10歳のシンガプーラと毎日楽しく暮らしています。
人間にとっても猫にとっても、水は生きていくために欠かせません。でも猫は基本、あまり水を飲まない生き物。
…と適当に用意してしまうと愛猫が飲んでくれななかったり、最悪健康に影響するかもしれません。そして今まで普通に飲んでいたのに、急に飲まなくなることも…。
というわけで今回は「適切な水の選び方と水を飲まなくなったときの対策法」について解説します。
安心して飲める水を探したいと悩んでいる方はぜひ記事をご覧ください。
目次
猫に水道水を与えても大丈夫?注意すること
結論から言うと猫に水道水を与えても問題ないですが、1つ注意点があります。
猫に与える水の条件として、ミネラルの少ない軟水を選ぶこと。
ミネラル分が多い硬水だと、カルシウムやマグネシウムを過剰に摂ってしまい尿路結石などの病気につながる可能性があります。
そのことを念頭に、水道水について詳しく見ていきましょう。
日本の水道水は安全?
日本の水道水は水質基準が高くとても優秀。国の基準をクリアしているので、人間でもペットでもそのまま安心して飲める水です。
日本の水道水は軟水が多くミネラルが少ないので、そこまで心配する必要はありません。ただ沖縄や一部の関東の地域では硬水のところもあるので確認しましょう。
硬水を飲ませてしまったからといって神経質になることはありませんが、頭に入れておくと安心ですね。
もう一つ、水道水のよいところ。
ついつい猫用食器の水を変え忘れてもきちんと消毒された水なので、雑菌が繁殖しにくいということ。
ただここで気になることが…。
水道水の残留塩素が心配
水道水は消毒成分の残留塩素が入っているから、身体によくないと聞いて心配…。
水道水の消毒で使われる塩素の量は、WHOが定める基準値よりも大幅に下回っているので、健康に影響が出るほど濃度は高くないので飲み続けても安全です。
カルキ臭が嫌いな飼い猫もいます。もし水道水を飲まなかったらどうしたらいいのでしょうか?
水道水を飲まない…ミネラルウォーターでもOK?
もし猫にミネラルウォーターを与えるなら、硬度を確認しておきましょう。
硬度とは…
水1リットルに対してカルシウムとマグネシウムがどれくらい含まれているかで決まります。
※ミネラル分が多い硬水だと、カルシウムやマグネシウムを過剰に摂ってしまい尿路結石などの病気につながるので要注意!
ちなみに硬度は「軟水」「硬水」と分類されていて、
- 軟水【0mg/L〜60mg/L】
- 中軟水【60mg/L〜120mg/L】
- 硬水【120mg/L以上】
国産のミネラルウォーターは軟水が多いので、そこまで心配する必要はありませんが、
fa-circleコントレックスは1400mg/L
海外の水は特殊な硬水が多いので、猫に与えるのは絶対にやめましょう。
水道水を飲まない…ウォーターサーバーの水でもOK?
日本のウォーターサーバーの水は、ほとんど軟水なので与えても問題ないです。ただ塩素消毒されていない分、雑菌が繁殖しやすいので新鮮な水を保つためにこまめに交換しましょう。
できれば1日2回はしたほうがいいですね。あと食器が汚れていても猫は嫌がるので、きちんと洗ってから水を入れましょう。
そして長時間外出する場合は、ウォーターサーバーの水は避けたほうがいいかも。
水道水を飲まない・普段家にいることが少ない方には自動給水器が便利です。
愛猫が水を飲まないときの対策法
体調が悪いときや気分がのらないとき、急に水を飲まなくて困ったことありませんか?そんなときは、
- 水の種類を変える
- 容器を置く場所を変える
- 容器を変える
- 自動給水器を使う
- 水に変わるものを与える
それぞれの解決法を見ていきましょう。
水の種類を変える
水道水を飲まなくなったら、ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水を試してください。
でも軟水のミネラルウォーターや浄水器の水はすぐに飲みます。いつもニオイをかいでから飲んでいるので、やっぱりカルキ臭が苦手かもしれませんね。
容器を置く場所を変える
いつも置く場所が、もしトイレの近くだったら?ニオイが気になって飲まないかもしれません。
…と思うかもしれませんが、猫は神経質でデリケートなので些細なことでも試してください。そしていつでも飲めるように、器をいろいろなところにおくと良いですよ。
でも不思議な行動もしますよ。
普段水道水を一切飲まないのに、トイレの水(手を洗うところの水)はなぜか飲んでいます。謎ですね。
容器を変える
水を飲むときや食事のときに、ひげが当たると嫌がる猫は多いです。そんなときはひげが当たらないように口が広い器がいいかも。
そのときに飲みにくいとむせるかもしれないので、楽な姿勢で飲める高さがあると更に快適。台や脚付きの器を選びましょう。
あと、材質も大事です。
陶器やガラス・プラスチックなど猫の好みで変わるので、いろいろ試して好みを見つけましょう。
【参考】猫食器を選ぶ4つのコツ|猫が満足する食器を見つけよう!
自動給水器を使う
本来猫は食器に入った水よりも流れる水が好きなので、
など猫が好む形状がいろいろあるので、ぜひお試しください。
【参考】自動給水器の記事
水に変わるものを与える
寒い日や体調が悪い日は、水だけでなくエサすら食べてくれないことがあります。
そんなときはウエットフードで水分を補給しましょう。
我が家でも体調が悪いと、一切ドライフードを食べないし水も飲みません。体力が落ちてしまうので、どうにかして水を飲ませようとしますが無理でした。
そんなときはウエットフードを手に乗せてあげると、少しづつですが食べてくれます。
ウエットフードの水分含有量は75%なので、栄養も水分も一緒に摂れますよ。
ウエットフードでもダメなら、ウエットなおやつ(ちゅーるとか)からスタートしてみましょう。
猫が1日に飲む水の量を確認
心配なときは、どれくらい飲んでいるか一度チェックしましょう。
これより少ないと、水分が不足しているということ。特に夏場や体調を崩しているときは、水分が不足するので気をつけましょう。
そんなときは愛猫が脱水症状をおこしているか確認する方法があります。猫の首の皮膚をつまんでみると、水分量が十分なのか分かります。
脱水しているときは、つまんだ形のまま皮膚がなかなか戻らないので要注意です。あとは、
- 鼻や肉球の色が変わる
- 歯茎が乾燥している
など脱水のサインを見逃さず、観察することが大事です。
飼い主がしっかり飲み水の管理しよう
猫に与える水は、
猫の好みもあるので、水道水以外もいろいろ試してみてください。そして水の種類はもちろんですが、飲ませる容器や置く場所も重要です。
いつでも新鮮な水が飲めるように、飼い主さんがきちんと管理しましょう。
以上、
猫に水道水を与えても大丈夫?注意点と水を飲まないときの対策法を最後までご覧いただき、ありがとうございました。